日置、光あふれる洞窟と星信仰〜古代星のシャーマンを訪ねて〜

 

 旅の宿で目覚め、窓外を見ると、桜島が見事な噴煙を出していました。
 火山本来のいとなみ、地球本来の呼吸を朝から見るような絶景。
 太陽が錦江湾に、ひとすじの光の道を創っています。

 毎日創造される美。自然は、素晴らしい表現者です。

 桜島の月読神社で、金星と月の直列を目撃した翌日のこと。
 わたしたちは、鹿児島県は日置の、とある洞窟を訪ねました。

 日置は、「宇宙破天荒の相方」こと、盛田のルーツの地です。
 彼の曽祖父母の代が、日置出身だったとのことですが、どうやら初めて訪問する模様。
 鹿児島市の、錦江湾を望むエリアは、私の父の出身地です。
 種子島からの乗り継ぎで立ち寄った鹿児島でしたが、図らずもそれぞれの根源を辿る旅となりました。

 鹿児島市内から車を走らせること、1時間余。やってきたのは、黒川洞穴遺跡です。

 黒川洞穴遺跡は、縄文時代後期の「黒川式土器」の標識遺跡となっている場所で、1952年に発見されました。
 縄文時代後期から平安時代まで、約5000年もの間、断続的に使用されてきたようです。

 黒川洞窟が存在する坊野地区には、様々な旧跡が存在し、西郷隆盛が立ち寄った場所も遺されています。

 洞窟に至る道は、なだらかな坂道となっています。
 林間に溢れる光、爽やかでとてもうつくしい風景です。

 洞窟の手前にある清流…水面の光が、意思を持ったように動き、煌めいている。

 古代の星のシャーマンは、「水面に映る星」から情報を読み取っていたといいます。

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あたらしい。

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