巨石を見ると常に感じること。
「ありえないことは、ありえる」
こんなに大きな石が、山の頂上に積み重ねられる奇跡。
地質学的に「あるはずのない」遠く離れた場所で産出される石が、いまここに、確かにある奇跡。
自然が織りなす造形が、詩や絵画の如くわたしたちにメッセージを伝えてくる奇跡。
時の流れが奇跡の光景を生み出す奇跡。
巨石を見るたびに、驚きがあふれる。
石には情報を蓄積する性質があり(半導体などに応用されている通り)その変遷は、長い時を経て今目の前のここにある。同じ時空を生きている。それがもう、奇跡。
考古学上、ある地域には絶対に無い…とされるものが、ある奇跡。
いつ、誰が、どうして「これ」を同時多発的に行ったのだろう。
物語らず見える、はっきりとした意思表示。
巨石と共存する粘菌の世界。脳がないのに、超高速で情報を伝えている。石と共にあり、動けない石の情報を密かに伝えるミクロの奇跡。
地質学が無言で語る、地球の繋がり、越し方行く末。
やはり、ありえないことは、ありえる。
巨石は今日も、静かに教えてくれるのでした。
【POPちゃん/木田時輪の発信】
公式LINE(登録推奨:定期的なお知らせ・総合情報発信)