予祝のすすめ
今日は、予祝(よしゅく)のお話をしたいと思います。
予祝とは、読んで字のごとく「予め(あらかじめ)祝う」ことです。
日本のお祭り、伝統芸能に、この予祝は多く見られます。
ひな祭りや端午の節句も、「すこやかな成長を祈って」という意味で、もちろん予祝。
お食い初めで、赤ちゃんが御膳を食べるまねごとをしたり、一生餅を背負うことなんかも、「将来食に困らず、豊かな暮らしを送るように」という予祝ですね!
ライフスタイルの変化と予祝
戦後、日本の文化は様々な意味で変動しました。
中でも、もっとも変動したのが、この「予祝」かも知れません。
だいたいのお祝い事は簡略化していきました。
予祝(素晴らしい未来をあらかじめ祝う)ではなく、「何か達成したら祝う」という形に、お祝いは少しずつ変化していきました。
そうすると…
「運気の先取り」が、自然と生活から離れていく。
「達成したもの」を「評価する」こと/「数値的な向上」を「評価する」ことが「祝い」となる
という変化が、現れました。
上記のいい方は多少大げさかもしれませんが、「何か祝われるべきことがある」場合のみ「祝われる」というライフスタイル、すなわち「成果達成主義の祝い」に、転化していった気がします。
成果達成主義の祝いで何が悪い?
しかし、ここで一つの疑問があります。
「成果達成主義の祝い」で、何が悪いの?
結論から言えば…悪くありません(笑)
祝っているので。
でも、どこかで「頑張らないと祝福されない」という集合体意識が、生まれたのではないでしょうか。
予祝に話を戻します。
予祝は…それをやる時点では、まだ何も達成されてません(笑)
一歩を踏み出すどころか、ゼロです。
ゼロにも実はメリットがあります。
何者でもない、ということです。
無限の変化の可能性を持っている。
無限の変化の可能性を持っている。ただそれだけを祝う。それが「予祝」。
ゼロを祝おう。
きょう、ゼロを祝いましょう。
今何もなくても。
今全部失ったばかりだとしても。
今全部持っていたとしても。
さらにその先がある。
今はゼロ歩め、です。
ゼロをひとりで祝うエネルギーは、とても大きいものです。
そこから、一緒に祝う人が登場するかも知れません。
そこから、不思議なターニングポイントに向かうかもしれません。
今日、何もなくとも。
自分の未来に向けて、ぜひ予祝してみませんか。
もちろん、他の人の未来を祝うのも、素敵なものです!
本日も、素敵な1日をお過ごしください。
木田時輪
★ときわより:セッションについてお知らせです!★
7月のセッションの残席が、僅かとなりました。
皆様に、心より感謝申し上げます。
空き状況は、7月3日現在以下の通りです。
◎沖縄→7月のご予約は、すべて満席となりました
◎東京→7月21日(土)10時~(残1席)
◎大阪→7月30日(月)17時~/7月31日(火)10時~(残2席)
どうぞよろしくお願い申し上げます!