【レポート】トークショー「水と星、水晶と瑪瑙」

2021年11月12日(金)は、「イトナミダイセン藝術祭2021」プログラムの一環として、オンライントークショー「水と星、水晶と瑪瑙」を行いました。聞き手は、同芸術祭のディレクター大下志穂さんです。

 水晶と瑪瑙(めのう)は、化学式で表しますと、ともに「SiO2」二酸化ケイ素です。

 前者は、構成する成分であるケイ素と酸素が「時間的・空間的に規則的な原子配列」で軸に沿って成長したもの。顕晶質(Morphous:目に見えるほど大きく結晶したもの」であり、後者は目に見えないほど小さな小さな結晶が、粒々粒々…と集まってできたもの(潜晶質:Amorphous)です。水晶と石英は鉱物的にはQuartzと呼ばれます。瑪瑙の仲間は半透明のカルセドニー、縞模様の美しいアゲート、不透明なジャスパー等。

(石と一緒にいると、自然と笑えてきます)

 見た目も質感も結構違う、水晶と瑪瑙。それ以外にはどんな特徴があるのでしょうか。

 トークショーの前半は、さまざまな水晶、瑪瑙を実際に見ていただきました。また、私たちの日常生活の意外なところに存在している水晶(携帯やパソコン、電子機器の水晶デバイス)のお話などもしました。現代社会では、家の中のあちこちに、人工水晶であっても水晶が存在しています。水晶には一定方向に機械的圧力がかかると電気を生じる「圧電効果」、一定方向に電気をかけると振動が生じる「逆圧電効果」があります。これらの性質を利用して、電子機器の周波数調整、全体的なバランス、タイミングの調整が行われているのです。このおかげで、Wifiや携帯電話の混線は防がれているのです。

 私たち人間にもアイデンティティがあり、それゆえに自他の特性を見極めることができます。こういう部分は、水晶的ですね。実際に珪素は人体に多く存在しており、血管、爪、骨、松果体、胸腺などさまざまな部位に多く含まれます。こういった部分は、もしかしたら人体のアンテナ的役割をしているのかもしれませんね。

 一方、瑪瑙は「つぶつぶが集まってできちゃった!」という不思議な成立をしています。方向性があって集まっているのではなく、単に集合している、というのが不思議。イメージ的には集合体意識ですね。

 アイデンティティ部分と集合体意識的部分。どちらかだけでは、地球も宇宙も成立しない。どちらも役割がある。
 水晶、瑪瑙、その他の石たちを見ていると、「ただ存在するだけで本当にいいんだなあ」と実感させられました。

(藝術祭アートディレクター大下志穂さん、アートコーディネーター薮田佳奈さんと♪)

 さて、今回のトークショーでは、「結論づけ」を行いませんでした。
 
 色々準備したのですが、気づいたのです。「本当に好きなことは、言語化できない

 感じたことをありのままに、トークショーにご参加いただいた方と大切に共有させていただきました。参加者の方の思いだったり、気づきだったり、大好きな石ちゃんを見せていただいたり、ディレクター大下さんが、藝術祭が回を重ねてきたからこそ気づいた「ただ、在ること」の大切さのシェアだったり…すごく深くて、大事なひとときをありがとうございました。あの場にいらっしゃった全員が、プレゼンターの夜でしたね。

 貴重な機会を、ありがとうございました!

イトナミダイセン藝術祭 まだまだ会期中!詳細はリンクをご覧ください。


★POPからお知らせ★

 POPの大好きな水晶ちゃんをはじめ、さまざまな天然石を厳選して販売する、沖縄市の「月の雫」さん。行くだけでアゲアゲの楽しいお店ですが、このお店の素敵なセラピスト與儀守剛さん&史江さん、そして素敵なサウンドセラピーを展開中の矢野絢子さんと、沖縄で素敵なコラボセッションを行います。

 このセッションでは、ボディ&エナジーのセラピーだけではなく、リーディングセッション、さらに厳選されたスターシードクリスタルのプレゼント(!)があります。ご本人に選んでいただきます。POPが4年間研究を重ねたオリジナルのエナジーワーク「コズミック・シンクロナイズ」を、超最新バージョンでお届けする機会でもあります。

 11月21日(日)〜23日(火・祝)限定3日間となりますが、ピンときた方はぜひ沖縄市にいらしてください♪

あたらしい。

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