今日は、巫病(ふびょう)について、POPに語るという試みをしてみたいと思います。
下記の記事でも、一度このトピックを取り上げました。
旧ブログ(POPちゃんのあたらしい元気予報)2017年1月29日付の記事
私も過去3度ほど、巫病に向き合ったことがあります。
旧ブログ記事では、POPに語ろうとするあまり、加ト茶の決まり文句すら出てくる迷走ぶり(汗)…。
しかし現在、6月21日の夏至、そして本日の新月というタイミングで、巫病について知りたいという方が増加すると思いますので、巫病を経験した当事者の視点から、再びチャレンジしてみます。
わたしの体験をシェアすることが、当事者の方に少しでも参考になれば、幸いです。
以下は、私の個人的な感想として、お読みください。
後述するように、私も発病⇒精密検査、療養、リハビリの時期を経て現在があります。
病気が急性期の場合は、まずしかるべき医療機関に行き、必ず適切な治療を受けてください。
巫病とは
シャーマンになるときに体験する、通過儀礼的な原因不明の病気です。
具体的にどういった病気になる、というものではなく、他人によって症状は様々です。
ハッキリしていることは、「原因不明」という点のみです。
(原因不明、というのがそもそもハッキリしていないので…謎の表現ですね!)
もうひとつハッキリしていることがあります。
「シャーマンになるひとを、不思議な世界が選ぶときに起こる」ということです。
「自分の意志で不思議を選ぶ」のではなく、「不思議の意志が自分を選ぶ」ときに起きる症状、それが巫病です。
巫病をアイドルに例えて解説
巫病は、上記のように、書いているとドンドン重厚な感じになってしまうので、今日はアイドルに例えて説明します。巫病=仮に「ミコちゃん」という仮名(?)にしてみましょう。
【医師になりたいミコちゃんのお話】
世の中に、アイドルになりたいと願っている子がたくさんいます。
逆に、アイドルになりたいと思っていなかったけど、お買いものしていたらスカウトに会っちゃう場合もあります。ミコちゃんの場合もそうです。
ミコちゃんは、何度となくスカウトに会うのですが、芸能界に興味はありません。なぜなら、彼女は医師になりたいのです。だから、人一倍頑張って勉強しています。
しかし、毎日のようにスカウトがきます。芸能事務所としては、「この子は100年に一度の逸材だ!この子の存在が、みんなを元気にする!」と、なぜか確信しているので、絶対にあきらめません。
ミコちゃんは、それでもスカウトを無視し続けます。するとスカウトマンは段々エスカレートし、パパラッチのような状態になります。それでも無視し、勉強を地道に続け、彼女は念願の医師となります。
晴れて医師となったのに、それでもスカウトマンはあきらめず、人数も増えて、彼女の診療所に押し掛ける。そして、こう叫ぶのです。「聞いてください!あなたは素晴らしい!」
ミコちゃんは困ってしまい、無視もしきれずストレスでダウンしてしまう…。
巫病とは、そういったものです。
自由意思はどうなるの?!
ここまで読んで、「え、ミコちゃんの自由意思はないの?!」と思われる方も多いと思います。
結論から言うと、自由意思はあります。
だから、例に出したミコちゃんは医師を続けることができます。
自分の特性(シャーマン的な能力)を受け入れつつも、「私はこの道で、能力を生かしたい!」とハッキリ宣言すれば、医師を続けることができるのです。
人によっては、アイドル医師(?)になるかもしれませんね。
ただし、自分の特性を「なかったこと」にした場合(受け入れない場合)、巫病もアップすることがあります。
シャーマン的な用語でいうと、召命を受け入れない場合、強引な召命に形が変わる、ということです。(召命=ミッションを受けるということですが、文字通り察せられる部分がありますよね)
色々なことが起こりうるのですが、要はシンプルです。
不思議な世界は、そこまでして、「あなたには、素晴らしいシャーマンの才能がある!」ということだけを伝えたいのです。それが、もしかして伝わってないのかな~と思い、どんどん伝え方がエスカレートしていっています。だから、シンプルに「ありがとう、この才能があることを受け入れ、生かすね」と伝えれば、「あ、そうなんだー!よかった!」と先方も胸をなでおろします。
不思議な世界…強引すぎ♡
かつての召命と、あたらしい召命のちがい
このブログ、そして旧ブログで常々お伝えしているように、現在は「あたらしいシャーマン」の時期が到来しています。
「かつて」と「いま」のシャーマンの最大の違いは、この「自由意思」なのです。
【召命のアップデート】 「かつて」=問答無用。原則専業。 「いま」=自由意思で生き方が選べる。
いま、巫病は問答無用の雇用通知ではなく、「あたらしいシャーマンもできます。どうでしょう」というお知らせに変化しています。
そうはいっても、巫病はなかなか過酷です。
人によってケースが違うかと思うので、自分の場合をシェアしてみたいと思います。
巫病 わたしの場合
いずれも、症状と同時期に不可思議な現象、メッセージの受け取りがありましたが、ほぼ無視していました。いずれも大学病院と、紹介を受けた病院に受診しています。
1)2001年7月 原因不明の呼吸器疾患 咳が止まらなくなり、長期療養 ポルターガイスト現象への遭遇 2)2007年6月 皮膚病・眼病その他 脱毛症と頭皮の皮膚炎 角膜の原因不明のダメージ 目が開けられない 免疫力の急激な低下 腎臓の不調 ポルターガイスト現象・幻覚・幻聴 3)2013年1月~ 心臓病 海外で発病→断続的に日本で発症→療養 カウンセリング、心療内科の並行受診 仕事中の心臓発作→長期休業
いま改めてみると、6年周期だったようですね。
全て、症状はあるのに原因不明。1回起こると、2~3年継続していました。
直近は3)ですが、このころから具体的な映像、声でメッセージを受け取るようになったため、精神疾患も疑い、心療内科・カウンセリングを始めました。
そして…
あたらしいシャーマンであることを肯定したときに、症状が寛解しました。
心肥大など、一度なってしまうと元に戻らないものは現状維持ですが、そのほかの心身の症状は寛解、健康状態良好です。
これは、一体どういうことなのでしょうか。
巫病を経験して思うこと
この経験からわたしが感じた3つのことを、ご紹介したいと思います。
1)健康管理の大切さ
心身の症状を感じたら、まずは医療機関に行くことを、心よりお勧めします。
巫病にせよ、そうでないにせよ、急性期の疾患や大けがは、ほんの少し放置しただけで、直ちに生命維持に影響を与えます。体の症状だけでなく、心の症状にも同じことが言えると思います。適切な治療を行うと、劇的に調子がよくなることもあります。
「病は気から」と言いますが、症状を放置して、あれこれ気をもむと、よりストレスが強まって悪化することがあるかもしれません。ですから、心身の症状を感じたら是非すぐに病院に行き、そうでなくとも定期健康診断などを受けるとよいのではないでしょうか。
2)直感の声に耳を傾けることの大切さ
医学的にベストをつくしてなお、原因がわからないことがあります。
また、病気とその時の生活状況に不思議なシンクロを発見してしまうことがあります。
その時は、「この病気が自分に何を教えようとしているのか」、自分の体に問いかけてみるとよいのかもしれません。巫病の場合、たとえヴィジョンや声で受け取ることがなくとも、直感(とくに体感)で、「この道に進んでよいかどうか」わかると思います。
頭ではなく、体の直感=体感を感じてみると◎です!
3)日記をつけることの大切さ
これは、心療内科の先生からも、循環器科の先生もおススメの方法でした。
日々の心身の小さな変化と気候変動などをチェックすると、自分の体調と世界の相関性を、データという形で理解できます。そのデータからも大きく外れる「なにか」があるとき、不思議の世界が話しかけていることがあるのではないかと、個人的に思います。
ちなみに、私は血圧も毎日図っていたのですが、血圧という「自分の中の満ち引き」と世界の相関性がだんだん見えると、とても参考になると思います。
巫病は、スピリチュアルな世界に属することと考えられています。
とても神聖で重大なことなので、最優先して向き合うべき、と思う方もいるかもしれません。
しかし、症状を感じているのは、3次元の現実的な自分の体です。
だから、それを置き去りにして不思議にばっかり向き合うのは、自分へのネグレクト行為です。
巫病にともない、心身の症状との向き合い方を人は考えなければなりません。
いままでOKだった働き方、人間関係も、抜本的に変えなければならないかもしれません。
その時に、3次元に生きるいまの自分が、一番納得して受け入れられる方法。
いろいろ、変わっていったっていいんです!
それを探し続ける行為や問いかけが、とても大事なのではないか。
巫病を経験し、いまの私はそう考えております。
おわりに
巫病について書いていたら、すっかり長い記事になってしまいました(汗)
そして、前回以上に、巫病をPOPに書く難しさを感じました!
でもね。
今渦中にいらっしゃるあなたに、心よりエールを贈ります。
大丈夫!この経験はすべて、あなたの糧になります。
今日のちいさな経験の一つ一つが、あなたのあたらしい日々を輝かせますように。
応援してますねー!
木田時輪
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