感覚を鈍らせるもの

 現代の世の中ですっかり当たり前になっているけれど、感覚を鈍らせるものは多い気がします。

 例えば「レビュー」。商品やサービス、店舗をインターネットで調べると、当たり前のように出てきます。「星いくつ」という感じで、パッと見て印象付けるものも多いですね。

 しかし、実際の印象とレビューでの印象が違うことは、往々にしてあるものです。なぜなら、人の感覚はオリジナルエナジーに応じて十人十色、千差万別だから。

 あなたの感覚はあなたの感覚。

「みんなの感覚」は、誰のものでもない集合体意識の産物、幻想です。

 他者がどうレビューしようと、自分が読みたい本は読めばいい。食べたいものは食べてみればいい。ピンときたことは、とにかくやってみる。やって合わなければ、「合わない」という貴重な知見を得られる。それは、何事にも変え難い自分自身の情報、財産です。

 現代社会は、レビューに惑わされすぎているかもしれません。

 レビューの行間に滲み出るのは「失敗したくない」という思い。

 失敗したくない思いで何かをするのと、

 ただ未知のものに取り組み、感覚を広げること。

 どちらが、自分の可能性を広げるのでしょうか。 

 外界の判断基準に委ねすぎると、自分は何者かという感覚が鈍ります。

 自分の感覚を広げる選び方、自分の感性を尊重する生き方、選んでいきたいですね。

あたらしい。

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