「嫌われる」レッスン②~モラハラと境界線~

☆この記事は、「嫌われるレッスン①~モラハラ~」の続きになります。


秘密、ありますか?

 

突然ですが、みなさんは大切な方との間に、何か秘密がありますか?

「ヘソクリ」や「1人占めしたいお菓子」。

「捨てられない大切なマンガ」…こういった秘密は、わかりやすい秘密です。

 

秘密だけど、「なんだか気持ちがわかるなぁ~」って感じ。

ちょっと笑えたりもして、ラブリーですね。

(もちろん、ご本人にとっては真剣なものだとおもいます!)

 

今回お話しするタイプの秘密は、こういったPOPな秘密とはちょっと違うかも知れません。

 

ものをどこかに隠しておく、という種類の秘密ではなく。

心をどこかに隠しておく、というたぐいのものです。


Yes,But…の話

 

心を隠す秘密が生まれるとき。

それは、人が条件付きの愛に接するときです。

英語でいえば、「YES, But…」という表現になります。

ざっくりいうと、「○○でなければ愛さないよ」という条件を、突きつけられたとき。

その愛を尊重したいという思いが、心を隠す秘密を生み出します。

 

例えば…

 

☆不思議なことに興味があるけれど、家族に言うと「非科学的な事は信じられない!」と責められるので、わたしはひた隠しにしてしまう。だから苦しい。

☆「うちは代々○○大学なのよ!だからあなたもそうしなさい!」という親の意見に反発心を覚えるけれど、「お金を出しているのはこっちなのだからね」と言われると、わたしは反抗できなくなってしまう。だから苦しい。

☆「こういう服装をしてほしい」と相手に言われ、受け入れてほしいのでそういう服装をしているけれどわたしは実は全然ファッションに興味が無いのでしんどくなってしまう。だから苦しい。

☆仲間内の「噂話」「陰口」が嫌いだが、参加しないと自分も仲間外れにされる。それが怖いので、嫌なんだけれどわたしは思ってもいない悪口をつい言ってしまう。だから苦しい。

 

ほかにも、色々ありそうですね。

ザックリ言うと、「一番近いはずの人間関係で、決して気を許すことができない」という状態が、心を隠す秘密を生み出すということです。


これは誰の想い?

 

上記の例を、もう一回チラ見してみましょう。

(しんどいのでジックリはみなくていいですよ~ 笑)

それぞれの例で、「ダメ!」という言葉が、書かれていなくてもチラチラ見えますよね。

 

そこでなのですが…

これって、誰のダメ出しなのでしょう?

主人公のわたし?

…いや、そうじゃないみたいですよ。

 

「わたし」は○○と思うけれど
(「☆☆」が「△△」なので)
結果「××」してしまう
(だから苦しい。)

というお話のようです。

 

さて、他人の目から「わたし」の行動を見ると、どうなるでしょうか。

「わたし」は(○○と思うけれど)
結果「××」してしまう

…あれ?


YES,BUT→YES,AND! へ

 

○○と思うけれど、の部分は、目に見えません。

だから、他人が「わたし」を見ると、「わたしは××する」という部分がまず一番最初に見えます。そして、それが第一印象になります。

「条件付きの愛」の制限の中で生きると、

望まない自分を生きることになるのです。

 

周囲は、まったく何も思っていないか?

というと、そうでもありません。

「この人様子がおかしい」って、わかります。

電車の中で赤の他人と出会ったときにすら、人は気づきます。

 

いわゆるサイキック(テレパシストやクレアボヤンス)と、多少度合いが違うにせよ、ひとは生まれながらに、それを掴むセンスがあるのです。

 

ただし、自分の想いと行動に矛盾が出た時、この能力がブロックされます。

誰の想いでもなく、自分の想いで生きれば、逆にブロックはどんどん外れていきます。

 

あたらしいシャーマンを考えるときに、特殊な修行以前の問題として大切なこと。

それは、こういった「無いようにされている」社会的メンタルブロックをまず外すことです。

Yes,But…ではなく、YES,AND!

「デモデモダッテ」から

やりたいことをやる自分。

 

本当の自己責任で生きる自分です。


承認欲求を見破る!

 

YES、AND…で生きるには、まず承認欲求を見破りましょう。

条件付きの愛を突き付けてくる相手は、条件が無いとあなたを愛せない相手です。

つまり、条件を満たす便利な人を、永久に探し続けているのです。

自分の不満、願い、切なさ…

自分の感情の受け止めを他者に求めること。それを承認欲求と言います。

世の中の多くの事件は、実際はこの承認欲求により、起きています。

 

そして…

スピリチュアル、メタフィジック、ボディーワークに関連することでも。

承認欲求への切なさに目をつける人/ワーク/エピソード/セミナー

も、時に存在します。(広告業界が承認欲求ベースで商業展開しているのだから、ある意味当然ともいえるでしょう)

 

でも、ギョギョっとする必要はありませ~ん!

承認欲求を見破る力=自分軸をGETすれば、

自然に自分に合うものが見つかります。

 

そしてその方法の第一歩は、

自分のそのまま、ダメさもよさもすべて受け入れる

 

というシンプルで簡単、安全なところから始まります。

他者の想いと自分の行動に、境界線を明確に引く。

これはスピリチュアルに偏った考えでは決してなく、

普遍的な人間の大切さであり、

「健康で文化的な最低限度の生活」(©日本国憲法)の基礎です。


モラハラは、承認欲求の肥大

 

モラハラは、承認欲求が自分の境界を飛び越えて他者に及ぶことです。

だから、自他の境界をきっちり引けば、脱出への第一歩がスタートします。

 

それを達成したうえで

祈りが所々で始まると

あたらしいシャーマンの

時代は加速する

そんな気がする…今日この頃です!

 

現代社会は、規模の大小はあれどモラハラの温床です。

モラハラの視点から被害者/加害者が無くなっていくと

様々な被害者/加害者は消え

平和で軽い生活が訪れていく

 

できることから、POPにやっていきたいですね♪

 

木田時輪

 

 

 

あたらしい。

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