西暦2017年 7月19日
土用
旧暦 閏皐月 26日
月齢 25.0
二十四節気 小暑末候
七十二候 鷹乃学習
13の月の暦…宇宙の月23日
パカル・ヴォタンの特別な13日
調波15 無欠性の普遍的な火を自己制御する
KIN57 赤い倍音の地球
倍音の:輝き 力を与える 行動する
赤い地球:舵取り 発展させる 共時性
今日のテーマ:生まれ出る新しい流れ
南極大陸は、大きな氷でできています。
永久に凍ったままのように思われる白い大地から、氷山が離れていくことがあるなんて?
一体、だれが想像するでしょうか。
でも、先日実際に起きましたよね。
そして、かつて大陸とつながっていた部分には、冷たく清浄な、フレッシュな流れがどんどん注ぎ込んでいく。それは、誰にも留めることができません。
水の一滴一滴は、とても優しくしなやかです。
しかし、ひとたび勢いと方向が定まれば、水はだれにも止められない強大な力となります。
それと同じように、あなたの中にぽたり、ぽたりと優しく落ちてきた思い。
今週中盤にかけて、強い情熱をもってあふれ出てくるかもしれません。
とても自然なことです。
だからびっくりしないで、その流れのままに新しい思いで進んでみましょう。
七十二候からのヒント
こよみは、いつも私たちにヒントを与えてくれます。
今週は、色々なこよみが「あたらしい自分/自立の一歩」を示してくれているようです。
ただいま、七十二候では「鷹乃学習(たかすなはちわざをならう)」。
鷹というと勇壮なイメージがありますが、もちろんピヨピヨの雛の時代があります。
お母さん鷹に守られていた雛たちが、この季節に、いよいよ狩りの技を学びはじめる。
それは、単なる生活の知恵や趣味、スキルアップの学びではありません。
ひとりでいることを実感し、ひとりの自分が生きる方向性を定める。
生きる術そのものを、全力で学んでいくのです。
そして雛はいつしか、天高く飛ぶ勇壮な鷹に成長します。
風を受け、どの方向に飛んで行こうか?
自らの運命の舵取ができるようになるのです。
流れに乗って
自分の進む方向はどこだろう?
進む方向を決めたら、船乗りは、マストをゆるめて方向転換します。
「こうでなければいけない」という思い。
流れにのるべく、いっそうゆるめていく時期のようです。
素敵ですね!
さて、今日は土用です。
土用は、次の季節に向かうための調整期間。
あたらしい自分に向けて、必要なこころとからだの調整にぴったりの日です。
鰻を美味しく食べるのもいいですし、古来は薬草を入れたお風呂に入って(土用湯)ほっこりしていたみたいです♪
心身ともに、ほっこり楽しくお過ごしください!
木田時輪